
つきじ常陸屋オリジナルの鉄瓶水守(みくまり)は、岩手県盛岡で南部鉄瓶を作っている葛巻さんという若い職人さんに作ってもらっています。ありそうでなかったデザイン・飽きのこない形に定評があり、大きさの割に薄くできているため、軽くて普段使いしやすい鉄瓶です。鉄瓶で沸かしたお湯で淹れるお茶はまろやかで美味しく鉄分もとれます。容量約1.2Lは大人二人分のコーヒーやお茶を淹れるのにちょうどよいサイズ。水切れのよさ、IH使用可能と使い勝手のよさも魅力です。
鉄瓶で気になるのはサビについてだと思います。ポイントは使い始めと、毎回使用後に空にして乾かすこと。使い始めは濁りがなくなるまで何度かお湯を沸かしてそのお湯を捨ててください。また、鉄瓶に残ったお湯は熱いうちにポットなどに移し、余熱で鉄瓶全体を乾かしてからしまうように心がけましょう。このようにお手入れしていても次第に中に赤い斑点上の錆びがでてきますが、取り除かずに使い続けることで白っぽい湯垢がつきお湯が美味しくなっていきます。鉄瓶の中が真っ白な湯垢に覆われるまで、毎日使って育てていくことが大切です。
水守(みくまり)と姉妹のような葛巻さん作の鉄瓶「日和」が平成29年度日本民藝館展の奨励賞を受賞しました。
サイズ(目安) | φ14.5×W18.5(注ぎ口と持ち手含む)×20.5 (持ち手含む)cm |
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重量(目安) | 1.3kg |
容量 | 1.2L |
材質 | 南部鉄 |
使用区分 | 電子レンジ ×、食洗機 × |
対応熱源 | ガス、IH、電気、ハロゲンヒーター |
原産国 | 日本(岩手) |
プロキッチンスタッフより
プロキッチン道具街について
プロキッチン道具街では、専門店でなければなかなか手にすることができない「調理器具」「調理小物」「パーツ類」などをスタッフ独自の目線でセレクトしてご紹介いたします。世の中には有名ブランドのものでなくても、優れた魅力をもつ道具がたくさんあります。見た目は素朴でも作り手の想いが込められたものや、一年のうちほんの数回しか使わない専門の道具などは、使うことによって道具の価値を知ることができます。プロキッチン道具街を通じて、隠れた銘品を見つけてみてはいかがでしょうか。「あれは、どこで売っているのかな?」と迷ったら、プロキッチン道具街をのぞいてみてください。
つきじ常陸屋について
プロキッチンの前身である「つきじ 常陸屋」で取扱いのある厳選した台所道具の中から、プロキッチンのお客様におすすめしたい選りすぐりの商品をご紹介いたします。「つきじ 常陸屋」では「国産・手づくり」のこだわりの商品を中心に取り揃えています。干し野菜や麺類を食べるときに欠かせない盆ざる、料理に季節の趣を添える抜き型、手作りの純銅製のおろし金など、昔から愛されている道具には日本の風土、食文化、伝統技術が魂のように込められており、使えば使うほど手になじみ、表情がでてきます。道具の背景にある職人さんや素材のこと、道具が誕生するまでの全ての工程を丁寧に紡いでいきながら、料理に欠かせない道具のことをより多くの方に知っていただきたいと思います。
「つきじ 常陸屋」の実店舗は東京築地にて営業をしています。詳しくは下記の「店舗情報はこちら」からご確認ください。
台所道具について
古き良き日本の台所道具は、いまなお私たちの暮らしに息づきたくさんの事を気づかせてくれます。職人さんが代々受け継いできた高度な技術や手仕事だからこそ伝わるぬくもり、暮らしの中で見落としがちな季節のうつろいなど、良い道具には伝える力があるのです。もちろん、道具としても優秀でいちど使うと手放せなくなる魅力をもっています。毎日の食卓を豊かで満ちたりた気持ちにしてくれるこだわりの道具を、時間をかけてゆっくりとお選びください。
貧血よさようなら。一生ものの鉄瓶
更年期に突入したりで貧血症状がひどくなり、でも鉄剤は飲みたくない(妊娠中に体にあわずで…)。その話をしていたら、母から鉄瓶がいいよと聞き、とっても高価なんですが思い切って購入しました。初めて使うとサビがでたりと扱いが難しく感じるかもしれませんが、お湯を沸かしたあと、ふたを開けて自然乾燥するだけで大丈夫。高かったけど一生モノだし、貧血症状も緩和されてとても助かってます。ちなみに、カップ麺を食べる時も少し罪悪感が薄れる気がしておすすめです。
岩谷
鉄瓶で台湾茶
一目で気に入った水守の鉄瓶。使い始めてから数か月が経ち、内側が白く変化してきました。初めて沸かしたお湯の美味しさを超えているはずですが、比べなければわからない自分が残念。でも初めて飲んだ時の感動はそのままです。最近はティーキャンドルで保温して、台湾茶も楽しんでいます。ポットより雰囲気があっておススメです。
笹間