調理の下ごしらえ、料理の切り分け、開けづらいビニールの封を切ったりなど、毎日の台所仕事をサポートしてくれるキッチンバサミ。便利に使える上に生ものやニオイの強い薬味をまな板で切るのに抵抗があるときは、まな板を出さずにその場でカット。さらに鍋の上で直接切ることもでき、洗い物だけでなくスペースを有効的に使える時短アイテムとして重宝します。毎日使うものだからストレスなく使うには自分と相性の良い、キッチンバサミを選ぶことが何より大切です。
そこで、当店でご紹介しているキッチンバサミの特徴を比較してみました。後悔しないお買い物の参考にしてください。
創業230余年を迎える庖丁・刃物の老舗ブランド木屋の最高級モデル、エーデルワイス。ステンレス鋼として有名なオーストリー・ボーラー社製のエーデルワイス鋼を使用し、両刃ともストレート刃(平刃)を採用しています。一般的に平刃のキッチンバサミは力を入れやすく硬い食材を切るのが得意な反面、ぬめりのある食材はやや刃が滑りやすいと言われています。しかし、エーデルワイスは鋭利な刃先でしっかりと食材を捕まえながらパチンパチンと切ることができるため、滑って切りにくいということがありません。刃渡りは約7.3cm、刃先が細いのでちらし寿司用の細い海苔や刻みネギなど繊細なカットにも重宝します。
樹脂製のハンドルは女性の手のサイズ(指が4本入るサイズ感)に合わせて作られて、あたりも柔らかいため力を込める作業でも手が痛くなりにくいです。また、栓抜きやくるみ割りなどができる多機能タイプとなります。残念ながら食洗機は非対応、分解ができないタイプですが木屋では研ぎ直しを承っていますので、メンテナンスをしながら何十年とお使いいただけます。一般的なキッチンバサミと比較すると高級ラインになりますが、刃を入れる瞬間から切り終わるまでの動作がスムーズな上に軽い使い心地の素晴らしい切れ味、良いものを長く使いたい方へおすすめです。
生の鶏もも肉を切るときの一切れ目から違いがはっきりわかりました。大き目で持ちやすいグリップ。そしてそれ程力を入れなくても、スッと切れ込みが入るシャープな切れ味はさすが木屋(お値段もさすがだけどその価値あり)だけあります。柔らかいものも固いものも、何でもよく切れるのでストレスを感じたことは全くなし。分解はできないけれど、普通にお手入れをしてればそこまで汚れは気にならないかなと思い特にデメリットには感じていません。蓋開けも地味に便利です。正直高い。けれど絶対に元は取れる活躍っぷりです。キッチンバサミなんて切れればよいと思っていたけれど、使ってみて初めて分かるこの違い!オールラウンダーで長く使えるキッチンバサミをお探しの方におすすめです。
新潟県三条市で職人の手によって作られるキッチンスパッターはキッチンバサミの銘品と呼ばれるほど、プロの料理人からも高い支持を得ている人気のキッチンバサミです。高い耐久性とサビにくくお手入れのしやすさを特徴とするステンレス刃物鋼を使用した切れ味の良い刃は、片刃が滑りやすい鶏の皮などもサクッと切れるようギザギザが付いたセレーション刃になっています。そのため、ハサミを入れた瞬間から切り終わるまで食材を捕まえながらスムーズに作業することが可能。約7.5cmの刃渡りは様々な作業がしやすい長さになっています。
一見、手に馴染みにくそうな無骨なハンドルも実際に手を入れてみると違和感がなく作業にストレスを感じません。セパレートに分解ができ、左右の刃を110度に開くと「カチっ」と音がしてカシメ部分(接合部)で刃が外せます。キッチンスパッターのいいところは分解ができるキッチンバサミは時として作業中に動作が悪くなる時があるのですが、不安定になることなく作業ができるところ。分解ができるので、手洗いはもちろん食洗機でセレーション刃の溝までキレイに洗うことができるのは衛生面にこだわりのある方にも安心。オールステンレスのスタイリッシュなデザインは飽きが来なく長く愛着を持ってお使いいただけるはずです。切れ味が落ちてきたら研ぎ直しをすることができます。
※人気商品のため、在庫が切れてしまう場合があります。ご希望の方は再入荷お知らせ登録をしてお待ちください。
わたしが一番使ってるのは納豆&キムチ&ネギ丼。キムチをザクザク切ってネギもハサミで切る。器とキッチンバサミ以外汚れない、まさにまな板いらずの使い方です。鶏肉の下処理や豚肉スライスのカットなどにもよく使いますが、塊肉は少し苦手。洗うとき手を切らないように気をつけなきゃいけないくらい切れ味が良いため、もっぱら食洗機で洗っています。オールステンレスで分解可能。はめるのが簡単なのに使用中は外れることがない安心感も嬉しいです。職人技が光るおしゃれなデザインは、キッチンにかけてても良し、食卓に出しても良し。
使いやすさと価格のバランスが抜群!コスパの良い貝印・SALECT100のキッチンバサミは、耐久性が高くサビに強いステンレス刃物鋼を使用した刃渡り7.7mmの太刃と細刃を組み合わせていて、持ち方を変えることで食材にあった刃をメインに使うことができます。片刃は細かなギザギザが入ったセレーション刃のため、ぬめりのある食材や油っぽいものでも滑らず気持ちよく切ることができます。またこのキッチンバサミならではの特徴として、刃の厚みが3.0mmと太いことから、固いカニや昆布も手こずらずにパチンと切ることができます。
男性にも使いやすい大きめサイズの樹脂製のハンドルは窮屈さがなく適度な柔らかさがありとても握りやすいです。切れ味の良さはもちろん、この滑りにくく力を込めやすいハンドルのおかげか作業が楽チンに感じる方が多いようです。衛生面にこだわる方に嬉しいセパレートに分解できるタイプで分解の仕方も非常に簡単。分解したら食洗機で丸洗いができますので、手洗い中にうっかり怪我の心配がなくいつも清潔にお使いいただけます。研ぎ直しは非対応。デザインの洗練さにはやや欠けるもののどの食材も平均点を下回らない実力の持ち主。使い勝手にストレスを感じることがないキッチンバサミです。
生肉全般、ベーコン、豆苗の収穫によく使っています。と言ってもどんな食材も細い刃にあるギザギザのおかげで食材が逃げずスパッと切れて気持ちがいいです。オールステンレスのハンドルと比べて握りやすくて力が入れやすいグリップもお気に入りだし、分解できるけど使用中に外れる心配がない安心感も好き。テンションが上がるビジュアルでない普通っぽさがちょっと残念ですが、誰が使っても満足度の高いキッチンバサミだと思います。全人類におすすめ。
刃渡り9.3cmの長いカーブ刃が特徴の貝印・鍛造オールステンレスカーブキッチン鋏。刃の素材は耐久性が高くサビにくいステンレス刃物鋼で、片刃はとても細かなギザギザが入ったセレーション刃になっています。刃の形状ゆえ、滑りやすい生の鶏肉などを切り分けるのには少々コツが必要(先端ではなくハサミの奥側を使って切るイメージ)で苦手な分野。ですが、刃が細く長いため大きめの食材、ブロッコリーなど狭い場所に滑り込んでの切り分け、ピーマンやパプリカのように立体的な野菜をまな板要らずで切るときにも便利さを実感していただけます。
最も使い勝手の良さを感じるシーンは調理後です。ピザやチヂミ、ステーキ肉などの大きな食材をテーブルで切り分ける時にここぞとばかりに力を発揮します。曲線を持たせた長い刃でザクザクと切り分けることができますよ。他にも食品トレーやお皿にのせた食材の切り分けも得意です。大きめのハンドルは指がしっかりと引っかかり、全体的に丸みを持たせているため作業中に手が痛くなりません。衛生面にこだわる方に嬉しいセパレートに分解できるタイプです。分解したら食洗機で丸洗いOK!怪我の心配がなくいつも清潔にお使いいただけます。研ぎ直しは非対応です。
コストコで買ったビッグピザもザクザク切ることができます。長くカーブした刃はチヂミや焼いたお肉、平べったくて大きなものをお皿の上で切りたいときに使い勝手の良さを実感します。全く切れないわけじゃないけれど、生肉は食材が逃げがちで手が痛くなるので苦手分野のようです。ビザソースでドロドロになっても綺麗に洗えるオールステンレス&分解できるところが◎。お皿やまな板の上で食材をカットしたい方、オールステンレスで分解できるタイプが欲しい方、チェックです。
何に使いたいかで選んでみましょう
どのキッチンバサミもよく切れることに遜色はありませんが、それぞれの得意・不得意分野を理解して使うと、最高のパフォーマンスを見せてくれますよ。どのような使い方をしたいのか、分解ができて食洗機対応がマストなのか、研ぎ直しできるタイプがいいのか、など選ぶ際のポイントを意識しながら選んでみてください。