キンキンに冷えたビール、冷酒、梅酒サワーなどのお酒とおつまみを数種用意し、ときには明るい時間からほろ酔い気分でまったりと過ごせたら、それは最高に贅沢な夏の家飲み時間!でも、おつまみのレパートリーがマンネリ気味だったり、外でお酒を飲むときのよそ行きの感じが欲しいな、とか少々家飲みの満足度が落ち気味なんだよね…という声がちらほら聞こえてきました。そこで、当店の家飲み上手なスタッフ三木と千秋が「器選びからはじめる」夏の家飲みスタイルをふたりの楽しいおしゃべりも交えながらご紹介いたします。
まずはおいしいおつまみ!!
まずは家飲みの満足度を高めるおつまみ作りから。
今回は“夏の爽やかさとおすまし感”をテーマに器を選び、おつまみと器の新しい出会いを求めて連想ゲームのようにメニューを決めて行くふたり。
「爽やかさを取り入れるなら白い食器は外せないよね」、
「このガラスの酒器は前菜を盛り付ける器に使ってみない?」
ふたり共、こよなく器とお酒を愛し美味しいものに貪欲、その上に料理上手だから食べたいおつまみ、作ってみたいおつまみ、盛り付けてみたいおつまみ、次々にアイデアが飛び出します。そうして、決まったのがお酒がグイグイ進むご覧の4品。器との相性もさすが、ぴったりです。
食いしん坊らしいこだわりポイント、レシピをご紹介しているメニューもございますのでお試しくださいね。 さて、おつまみが完成したら次はお待ちかねの乾杯の時間です。
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松徳硝子で三種のアペタイザー
料理担当:三木・千秋
涼やかな酒器を器にした前菜3種はシースルーの見た目も美しい〜。(作ってくれた三木さんありがとう!)サイズ感も前菜にピッタリ。手前からトマトソースのポテトクリーム/サーモンマリネ/チーズとブラックオリーブ。全部おいしいけど、トマトソースのポテトクリームがおいしくてお代わり3回したかったです。
小さな松徳硝子の酒器には小さなカトラリーが良き相棒。小ぶりのクチポール デュナのティースプーンならおいしさを噛み締めながらゆっくり少しずつ食べられます。特別感を添えたいなら迷わずゴールドです。そして、オリメの長角皿はフラットなデザインを活かして酒器を並べるトレイとして使ってみました。全体がキリッと締まります。
立体感のある盛り付けでごちそう感アップ
料理担当:三木
アスパラを豚バラ肉でぐるぐると巻いてフライパンでこんがりと焦げ目がつくまで焼いた簡単おつまみ。普段は塩コショウとレモンで食べることが多いですが、今回はバルサミコ酢も振りかけたので、ビールはもちろんのこと、ワインとの相性もばっちりです。シンプルで奥行きのあるお味をおためしあれ♪
アスパラを切らずに盛り付けたかったので長皿をあれこれ試してみた結果、白山陶器の長方皿がダントツでおいしそうに盛り付けることができました。お皿のカーブに沿ってしなるアスパラ、上品な余白、さらにアスパラを重ねることで高さを出し、定番メニューをレストランメニューに仕上げました。
廣田硝子でたっぷりサラダ
料理担当:三木
春菊とお好みのキノコ数種類のマリネをトッピングした、ちょっぴりクセのある大人なサラダ。春菊は包丁で刻むと灰汁が出やすくなってしまうので、手で一口大にちぎります。このひと手間でおいしさUP!今回は自家製の胡麻香る玉ねぎドレッシングをかけていただきました。カリカリベーコンをトッピングしても◎。
フレッシュなサラダは廣田硝子の大鉢をチョイス。ボウルのカーブが緩やかであまり深さがないデザインだから、葉物野菜を潰さずふわっと盛り付けることができ取り分けのしやすさがポイントです。フロスト加工の柔らかな白色も爽やかなコーディネートに一役買ってくれています。
絶品プルドポークはオーバルプレートでビストロ風
料理担当:千秋
インスタントポットの機能【スロークック】が使いたかった!最近では専門店もあるとか、北米で定番のお料理「プルドポーク」を作ってみました。圧力調理とも違う低温で長時間かけて火を通す調理法は、お肉の旨味を閉じ込めたままなので味わいも深いです。レシピもありますので是非お試しを!
ふらっと立ち寄ったビストロで出てくるイメージを求めて選んだピリヴィッツのオーバル皿。業務用らしい堅牢さと凛とした印象の白色がプルドポークの魅力をしっかりと引き立ててくれました。和食器が多く並ぶテーブルにも違和感なく溶け込みます。
それじゃあお酒をつごうか!!
三木はハイボール、千秋はビール、お酒の好みは分かれましたが、選んだグラスはどちらもキントーのダブルウォールグラス。どうしてそのグラス?それは「本当に結露が出ないか確かめたかったから!」とお酒好きらしい答えが返ってきました。夏の飲み物は氷を入れるから結露がでるし、すぐに氷が解けて薄くなりがち。お開きの時間までおいしくお酒が飲めるかどうかは、重要なポイントというわけ。そんな二人が選んだキントーのダブルウォールグラスの実力はいかに!?
- さっきからおしゃべりに夢中で
すっかり飲むのを忘れてたけど
このグラス全然結露してないね。
- まさに、コースター要らず!
グラスの水滴でテーブルが濡れると
気になっちゃって落ち着かないからこれはいい。
- うんうん。ここまで結露が付きづらいとは思ってなかった。
夏の家飲みにおすすめのグラスはなんですか?って聞かれたら
迷わずこのグラスだなぁ。
- それに、熱いのも大丈夫なんだよね。
あったかい飲み物をグラスで飲むって新鮮!
- ねぇ、お店でジョッキを冷蔵庫で冷やしてるように
このグラスも飲む前に冷やしたらどうだろう。
- グラスが冷たくなってた方が絶対おいしいもんね。
今度試してみよう〜。
- こうしてる間も結露が最小限に止まってる。
氷が溶けるのもゆっくりな気がするよ。
- 酒器に前菜を盛り付けるのは
思ってたよりもめちゃくちゃいい感じ!
お店っぽい。
- 小さいからそんなに入らないと思ってたけど、
結構入るからびっくりした。
あれ、まだ入る?って感じ。
- 見た目も綺麗。
三木さん、盛り付け上手だね。
- うふふ。
盛り付けの美しさはこだわってます。
- このアボカドとサーモンのマリネも
それぞれ同じ大きさにカットされててこだわりを感じるよ。
ざっくり切ったのとでは見栄えも全然違うと思う。
家飲みにおめかし感を取り入れたいときは、
こういうところ大事だね。
- ただ、家族×3つずつ揃えるのは
難しい・・・笑
- ひとつはこの酒器で
あとは小鉢や豆皿を使ってもいいんじゃない?
- 確かに。
自分でやるんだったら
お気に入りのお猪口を使うのもありだね。
- そうめんのイメージが強い廣田硝子の大鉢は
サラダが似合いそうってずっと思ってたんだけど、
予想通りサラダとの相性ばっちり。
- ホントに!この器を選んで正解。
透明なガラスだとカジュアル寄りになるところ、
このすりガラスっぽい感じが落ち着いた雰囲気で素敵なの。
渋い春菊とも相性良し。
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サラダの
ドレッシングどう?
- 超美味〜。
レシピ教えて欲しい。
- 最近、お気に入りのドレッシングでよく作ってるんです。
ワンプッシュ瓶に材料を全部入れて、
振っている間に乳化して完成だから簡単に作れちゃう。
- あ、粘度が高いから
このままかけるのは難しいみたい笑
- 食べるときは器に入れてスプーンでかけるのが正解みたい…
ですね。
- お互いが作った料理、
食べあいっこしましょう。
- 毒味しあう??笑
- うわ、美味しい!美味しい!美味しい〜!
このプルドポーク!
めっちゃ柔らかくて味もすっごく好み。
- これはインスタントポット(取扱終了)で作ったんだけど、
お肉の味が抜けてなくて脂身の甘さもたまらないね。
レシピをアップしたから作ってみて。
- パサつき感が全くないし、
いくらでもぱくぱく食べられちゃう。
- スロークックモードは
豚の角煮も絶対においしく作れそうなんだよね。
今度は味がしみしみ、とろっとろの豚の角煮を作ってみるよ。
- 完成までに手間も時間もかかるけど、
ひと口食べたらそんなことはどっかに飛んでいっちゃうと思う。
プルドポークはインスタントポット(取扱終了)で作るべし!
- 喜んでもらえて嬉しい〜。作った甲斐がありました。
そうそう、これはそのまま食べてもおいしいけど、
バンズに挟んでハンバーガーにするのもおすすめ。
- 最後に豚肉のアスパラ巻きも
食べてみて!
- お、これは切らずに長いままの盛り付けなんだね。
長方皿の四隅がツンと反った感じとアスパラのしなりがいい具合にあってる笑。上品に見えるね。
このソース、バルサミコ酢使ってる??
あぁーワインが飲みたくなってきちゃった。
- そうくると思ってワインもご用意しています。
グラスは酔っ払っちゃっても倒す心配がない
ボデガを選んだのでとことん飲めますよ。
- それじゃ、2回目の乾杯しよっか。
お酒もおつまみもおいしくてまるでレストラン!
夏の家飲み最高!
最後に
いかがでしたか?ホームグラウンドでお酒を楽しむ家飲みは、気持ちも身体もゆるっとできるのが心地よいですよね。自由気ままが家飲み醍醐味。だけど、ときには外飲みの要素をプラスしたちょっぴり特別な家飲み時間もいいものです。爽やかな白色と涼しげなガラスの器、そしておいしいお酒と絶品おつまみ、まだまだ続く夏の家飲みを存分に満喫しましょう。季節が進み毎年楽しみにしているボジョレヌーボーの季節を迎えたら、今度はこちらの特集ページをご覧ください。